2010年9月28日

高炉、下期の車用鋼材輸出商談 大幅上げめざす

 高炉メーカーは下期(2010年10月―11年3月)の自動車用鋼材の輸出商談で、大幅値上げをめざす構えだ。すでに一部高炉は自動車メーカーに対して値上げを打診、交渉を開始したもよう。個別交渉のため、現時点では値上げ幅など詳細は明らかでないが、輸出商談は需給・原料・現地マーケット変動などを反映して決めることが慣例。自動車生産は、アジア各国で過去最高を記録するなど増加基調にあり、ハイテン材など高級鋼を中心に需給ひっ迫感が強まっている。

 中国を中心にアジア地区で鋼材市況が反転していることも、値上げ要請の背景だ。ただ自動車メーカー側は、新興国向けの低価格車の開発・生産競争が激化していることもあり、上期に続く下期の値上げに反発。交渉は難航が予想される。

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社