2010年9月14日

スチールプランテック、電炉ダスト処理実用化

 JFEグループの大手製鉄機械メーカー、スチールプランテック(SP)は13日、電炉で発生するダストの無害化と金属分を回収する、溶融還元式電炉ダスト処理プロセスを実用化したと発表した。台湾の電炉グループの嘉特技術開発(KATEC)で1号機を9月に商業運転させた。ダストから鉄分を回収し、原料に利用。高濃度粗酸化亜鉛も回収し、外販を可能にする。

 資源価格が高騰するなか、日本高炉は製鉄ダストの再資源化を強化しているが、SPでは処理が困難な電炉ダスト向けに強みを発揮し、国内外で広く普及を図る。

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