2010年9月7日

需要底打ちも増加見込めず 普電工会長

 普通鋼電炉工業会の栗川勝俊会長(合同製鉄社長)は6日、定例の記者会見で、建設需要の動向について「3年にわたって減少傾向が続いたが、足元ようやく底打ちした。ただ、需要はこれ以上増えることはなく、都市部は横ばい、地方はさらに落ち込む可能性がある」と指摘した。いつ回復するのかについては「現在のような円高では、日本経済の成長は見込めず、しばらく低水準で推移する」と見通した。

 また、原料鉄スクラップ価格については「足元は横ばい、または若干マイナスで推移しているが、予断を許さない状況」とし、「高炉の溶銑価格と比べて割安なポジションにあり、決して気を緩めてはならない」との考えを示した。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社