2010年9月6日
日鉄住金鋼板 建材薄板出荷、今期50万トン超見込む
日鉄住金鋼板(本社=東京都港区)は2010年度の建材薄板類出荷を需要環境見合いなら09年度並みの50万トン規模と予測するが、特色ある製品を拡販して見込みよりも上積みする方針だ。新日本製鉄グループで連携した物流効率化によるコスト削減にも取り組む。
09年度下期の住宅着工39万戸に対し、10年度下期は約40万戸の同水準とみる。上期も大幅増は難しい見通し。輸出も円高と海外市況から増やしづらい。11年1―3月に安定して月1万トンほどの輸出ができる環境になればと期待するが、需要環境見合いでは販売量が前年同期並みにとどまると予測している。値下げすることなく数量上積みを図る。
スポンサーリンク