2010年8月23日

高炉、薄板輸出価格 立て直し 10月積み50ドル上げ狙う

先週末から、高炉メーカーの10―12月積みの薄板輸出商談がスタートした。現状では双方の需給・市況認識、10―12月の原料価格見通しなど意見交換の段階だが、円高が進んでいることもあり、収益回復に向け高炉メーカー側は、10月積みで9月積み比30―50ドル程度の値上げを打ち出す構えだ。

 中国の市況軟調の影響で6月から止まっていた引き合いも、7月下旬から増加傾向にあり、今後、輸出価格立て直しに向けた動きが広がりそうだ。

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