2010年7月12日

東京地区の構造用鋼、高値浸透し上伸

 構造用鋼は7月に入りおおかた上伸した。メーカーの大幅値上げを受けて、流通でも再販価格への転嫁に向けた動きを急いだことで、急速に浸透している。在庫調整が完了したことや、建設機械、工作機械といった主要需要先の生産回復に伴い、市中の需給バランスもタイト気味になりつつある。機械構造用炭素鋼(SC、丸鋼)はトン当たり13万5000円どころ、クロム・モリブデン鋼(SCM、丸鋼)が同15万5000―16万円どころとなっている。トン1万5000円方の値上げが浸透しつつある。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社