2010年7月12日

菱和鋼業、自主廃業へ 住友商事が商権継承

 老舗コイルセンターの菱和鋼業(本社=東京都大田区京浜島)はこのほど、9月末をめどに自主廃業することを決めた。リーマン・ショックに端を発する世界同時不況を受け、販売量が激減。市況下落による評価損もあり、2010年3月期は数億円に上る創業以来の大幅赤字を計上した。

 国内需要が低迷する中、原料の高騰を受けた高炉メーカーが相次いで鋼材価格を値上げするなど、収益環境は一段と悪化しており、今後も安定的な採算維持は困難と判断。加えて、経営陣の健康問題や後継者不在なども考慮し、自主廃業を決断した。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社