2010年7月12日

鉄スクラップ、東アジア輸出停滞が響き下落

 国内鉄スクラップ相場が、約1カ月ぶりに下落した。東アジア向け新規輸出商談が難航していることなどが要因。国内鉄スクラップ需要も、7月に夏季炉休を控える電炉メーカーもあり、前月比で減少する見込み。

 さらに8月以降は「高炉メーカー各社の鉄スクラップ調達動向も不透明」(商社)など懸念材料が多い一方、市中ではヤード在庫の圧縮が進んでいることに加えて、「夏場は例年、市中鉄スクラップ流通が停滞気味となるため、電炉の需要増は見込めないが、流通量の自然減で、需給の大幅緩和や市況急落といった状況に陥らないのでは」(ヤード筋)とみる向きもある。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社