2010年7月7日

神戸製鋼、タイ線材加工拠点 増強

 神戸製鋼所は、タイに持つ自動車向け線材加工メーカーのコーベCHワイヤー(KCH)に熱処理炉を1基増設し、生産量を引き上げる。2011年1月の稼働予定で、熱処理能力を約30%、伸線加工量を20%前後増やす計画。タイの自動車生産が過去最高の水準に増え、需要が拡大しているため。

 中国の自動車向け線材・棒鋼加工の3工場は、自動車メーカーの在庫調整を受けて生産が若干減少したが、秋には回復する見通し。日系自動車が集中する両国で能力増強を進め、安定した供給体制を築く構えだ。

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