建材輸出価格が急騰 原料高映す

　建設用鋼材の輸出価格は、原料価格の高騰を背景に急ピッチで上昇している。Ｈ形鋼は５―６月積み韓国向けでＦＯＢトン７２０―７５０ドルと前月比30―40ドル上昇、一般形鋼も東南アジア向けで７００ドル近くに続伸している。

　また、異形棒鋼も直近４月積み韓国向けで６３０―６４０ドルにオファー価格を引き上げている。海外の建設需要が旺盛なことに加え、為替が円安に振れていることで日本製に割安感が出ており、海外からの引き合いが増加している。