2010年3月19日
巨大超弾性歪み、鉄系形状記憶合金を開発 NEDO・東北大
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は18日、東北大学と、ゴムのように10―13%伸縮する高強度の鉄系超弾性(形状記憶)合金を開発したと発表した。
同合金は鉄系形状記憶合金(鉄・ニッケル・コバルト・チタン合金)のチタンをアルミに置き換え、数種類の元素を添加するとともに、適切な加工熱処理を施すことで、室温でも超弾性を示す鉄系多結晶バルク合金の開発に世界で初めて成功した。従来のニッケル・チタン基合金(ニチノール)の約2倍の巨大超弾性歪み(最大約13%)、800Mpa(メガパスカル)以上の超弾性応力を擁し、熱間・冷間加工性にも優れる。
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