2010年2月2日

鉄筋棒鋼需要、10年度600万トン台へ

 2010年度の鉄筋用棒鋼の需要(国内向け出荷量)は、09年度比さらに10―20%ダウンし、600万トン台に落ち込む見通し。76年度以来、34年ぶりに700万トンを割る公算が大きい。

 鉄筋造を中心としたマンション建設は、昨春から新設着工ベースで対前年60―70%減が続いており、今後も低水準で推移するとみられる。小棒電炉メーカー各社は鉄スクラップ価格の上昇を受けて月次赤字に陥っており、10年度は厳しい経営のかじ取りを余儀なくされそうだ。

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