2009年12月17日

COP15、京都議定書の延長反対=鉄連など

 日本鉄鋼連盟など業界9団体は16日、気候変動枠組み条約の第15回締約国会議(COP15)で、京都議定書を延長する一方で京都議定書に参加していない米国や途上国を別の枠組みとする特別作業部会(AWG―LCA)の議長提案に反対する緊急声明を出した。

 主要国との公平性が担保されないまま、日本だけが突出した負担を負う事態になりかねない議論の行方に危機感を表明。東京・茅場町の鉄鋼会館で会見した鉄連の宮本武史常務理事は、世界全体のCO2削減に全く実効性がないと指摘、議長提案に反対し、公平な枠組みの構築に全力を挙げるよう政府に求めた。

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