2009年12月8日

BHP・リオ、西豪鉄鉱石統合で合意

 資源大手の英リオ・ティントと豪BHPビリトンは5日、西豪州の鉄鉱石生産を折半出資の合弁会社に統合する拘束的合意を結んだと発表した。統合効果は100億米ドル(約8880億円)を上回るという。

 欧州委員会と豪競争消費者委員会(ACCC)に承認申請を提出済みで、他国の独占禁止法当局にも今後提出する。当局や株主の承認手続きを完了後、合弁事業が成立するのは2010年下半期とみている。寡占化が強まるとして日欧などの鉄鋼業が強く反対するなか、今後審査を本格化するとみられる当局の判断が焦点になる。

スポンサーリンク