2009年12月3日

鉄スクラップ、今月以降も弱基調

 国内鉄スクラップ需要が12月以降も弱基調で推移する見通しだ。例年、12月は電炉メーカー各社が電気料金の安い年末年始の生産に向けて鉄スクラップ調達を進めるが、今年は鋼材需要の大幅な減退を受けて年末年始の集中操業を見送るメーカーも多く、「年末特需は見込めない」(流通筋)状況。

 さらに円高が進んだことで、日本から東アジア向け鉄スクラップ輸出価格は米国価格と比較して割安感が薄れており、週明けには韓国・現代製鉄が日本へのオファー価格の引き下げに動き始めた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社