2009年11月25日

鉄スクラップ、輸出価格が続伸

 国内鉄スクラップ市況が調整局面を迎えるなか、東アジア向けの新規輸出価格が続伸している。日本から韓国向けの新規契約価格(H2)は、前週比500円高の2万6000円前後。直近安値から約3000円高い。先週中に現代製鉄が成約した。

 米国鉄スクラップ高を受けて韓国鉄鋼メーカーは日本からの調達にシフトする動きが広がっており、「年内は東アジア向けの船積みが続く見通しで、国内需給は緩和傾向にない」(商社)。また、日本の輸出オファー価格はすでにFOBトン2万7000円台に突入しているという。

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