2009年11月11日

薄板需給に悪化懸念=建築、機械の回復見えず

 薄板需給に悪化懸念が広がっている。自動車生産の回復、輸出の増加を背景に足元の高炉メーカーのロールはタイトな状態が続いているが、建築・機械需要の不振などにより国内市場は低迷。

 全国コイルセンター工業組合の在庫が8、9月とわずかながら2カ月連続して増加したほか、全国鉄鋼販売業連合会がまとめた10月の品種別DI(バランス指数)でも薄板類は軒並み悪化している。

 アジアミルの能力増強や中国市況の停滞の影響から来年1―3月には好調な輸出市場の鈍化も懸念されているだけに、高炉メーカーをはじめ市場関係者の間には先行きに対する警戒感が高まっている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社