2009年8月18日

豪FMG、中国向け値決め 対日価格下回る

 豪鉄鉱業のフォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)は17日、中国向け7―12月積みの鉄鉱石価格を日本向けの豪州鉱価格より約3%低い水準とすることで中国の宝鋼集団、中国鋼鉄工業協会(CISA)と合意したと発表した。

 中国メーカーが出資するFMGと中国の条件付きの値決めだが、今後の英リオ・ティント、豪BHPビリトンの対応が焦点になる。海上貿易量の過半を占める中国が、従来年間契約価格で、最初の値決めに追随する慣行だった、いわゆるベンチマークの枠組みを、購買力、資本力とあらゆる影響力を行使して切り崩そうとする試みには違いない。

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