2009年8月12日

大阪地区のステンレス冷薄、徐々に基調強まる

 大阪地区のステンレス冷延薄板市況は、原材料高の高騰を受けた製品値上げの転嫁がずれ込みながらも、旧盆休み期間を迎え、多少ながらも基調は強まりつつある。

 ニッケル価格やフェロクロム価格が上昇するなか、ステンレスメーカー各社は相次いでステンレス鋼板の店売り契約価格の値上げを打ち出している。このため、流通筋でも7月帳端明けから唱え上げを打ち出しているが、需要自体が伴わず、高値が浸透するまでには至っていない。

 LMEニッケル価格は続伸しているだけに仕入れが切り上がった分について着実に売値に転嫁したいところで「これ以上の採算悪化を回避するためにも、早急に取り組む必要がある」(流通筋)との向きが多い。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社