日本、韓国の鉄鋼産業関係者が官民レベルで意見交換する第10回日韓鉄鋼対話が今月28日、韓国・ソウルで開催される。
世界同時不況を受けて、景気浮揚対策の鉄鋼業への効果をはじめ、ウォン安を背景に日本よりも早く景気の立ち直りが見られる韓国経済を勘案、韓国の市場動向を聞く。さらに、このほど稼働した韓国・東部製鉄の牙山湾工場の新電炉・熱延工場や来年初に稼働する現代製鉄の新高炉など能力増強も踏まえ、今後の東アジア鉄鋼市場の見通しも議題とする。
併せて各国で広がりを見せる輸入規制など保護主義問題や、BHPビリトンとリオ・ティントの鉄鉱石事業統合など資源寡占化問題、地球温暖化対策など環境問題についても意見を交わす。