2009年7月14日

ステンレスメーカー、生産 緩やかに回復

 国内ステンレスメーカーの生産が緩やかに回復してきた。最大手の新日鉄住金ステンレス(NSSC)では冷延薄板の全体生産量がピーク比5割弱から7割程度に、日本冶金工業は製造子会社のYAKIN川崎で6割強、日本金属工業は衣浦製造所で約7割まで増加し、足元の稼働率が上がっている。原料ニッケルの価格上昇によってステンレス製品に先高観があり、アジア向けの輸出量が増えているため。

 一方、内需は底を打ったとみられるが反転までにはいかず、需要の本格回復には至っていない。どのメーカーも需要見合いの生産活動に注力しており、市場動向を見ながら稼働率を上げていく方針だ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社