2009年7月13日

薄板需給、タイト感強まる

 薄板需給にタイト感が強まっている。一部ミルでは鋼種によって7―9月積み輸出のオファー止め、店売り市場での数量・納期調整を行っている。輸出の増加、在庫調整の進展に伴う電機や自動車の生産回復、ドラム缶需要の増加、店売り市場での在庫補充などから申し込みが増え、大幅な減産体制を敷く高炉メーカーのロール余力が少なくなっているためだ。

 ただ、一時的な状況ともいえ、先行きはなお不透明。高炉メーカーは「需要の回復は分野によってまだら模様。薄板需要が本当に底を打ったかまだ見極めきれない」と慎重な構えを崩していない。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社