2009年7月9日

日中鉄鋼対話、保護主義拡大を懸念

 日中鉄鋼対話の第16回会合がこのほど、都内で開催され、鉄鋼貿易でアンチ・ダンピング(AD)措置、強制規格導入や関税引き上げといった保護主義的措置が世界的に広がっていることに対し「鉄鋼貿易を縮小させる」として日中両国とも懸念を表明、この動きを阻止することは共通の利益となるとの認識で一致した。

 日本側からは相手国の鉄鋼市場を尊重、責任ある行動をとることが必要と強調、中国側も同調した。BHPビリトンとリオ・ティントの鉄鉱石事業統合問題など原料寡占化についても議論、各国の独禁当局の厳正対応を要請するとともに、両国民間ベースで緊密に情報交換していくことになった。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社