2009年6月30日

粗鋼需要、7-9月 2000万トン台回復

 経済産業省が29日発表した2009年度第2四半期(7―9月)の鋼材需要見通しによると、鋼材需要量は2071万トン(前期比219万トン、11・8%増、前年同期比695万トン、25・1%減)、これに伴う出荷相当粗鋼需要量は2177万トン(同273万トン、14・3%増、同868万トン、28・5%減)と策定された。

 前期よりも在庫調整の進展から自動車生産、季節要因、09年度予算の前倒し執行による公共事業と、中国、タイなどアジア向け輸出の増加などを見込み、粗鋼は2期連続の前期比増となり、08年度第3四半期以来、3期ぶりに2000万トン台に回復する。世界同時不況下で低迷していた鋼材需要は底打ちが明確となった格好だ。

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