2009年2月17日
鞍山鋼鉄、対日熱延コイル価格 4月積み20ドル上げ
流通筋によると、中国の鞍山鋼鉄は4月積みの日本向け鋼材輸出価格を決め、取引先などに通達した。それによると、熱延コイルはトン当たり20ドル程度値上げし、640ドル程度としたもよう。中国国内の鉄鋼需要の回復に加えて、中国政府が鉄鋼価格の引き上げを推進しており、こうした流れを受け、日本向け価格を値上げしたものとみられる。
ただ、為替が円安で推移しているうえ、東京製鉄が3月販売で熱延鋼板を1万円下げてきたこと、日本国内の在庫調整の遅れもあって、取り扱い業者は「申し込みしづらい状況だ」としている。
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