2009年2月2日
粗鋼1-3月計画、前年比38%減=40年ぶり大台割れ
経済産業省は30日、2008年度第4四半期(09年1―3月期)の鉄鋼生産計画の集計結果を発表、粗鋼生産量は1926万2000トン(前期比713万2000トン、27%減、前年同期比1157万3000トン、37・5%減)で、新日本製鉄が発足した70年度以降では史上最低となる。前期比、前年同期比とも減少幅は過去最大で、四半期ベースで粗鋼生産が2000万トンを割るのは68年度第4四半期以来。
同省が昨年末策定した第4四半期需要見通し2110万トンより183万8000トン、8・7%下回る。自動車メーカー各社の減産幅拡大など鉄鋼需要の急減を受けて、在庫圧縮を念頭に、09年度第1四半期以降の減産対応もにらんで、生産を大幅に絞り込むことになる。
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