2015年8月14日
NEDO・三井造船開発のガスエンジンシステム 発電効率1割向上
新エネルギー・産業技術総合研究機構(NEDO)と三井造船ははこのほど、高発電効率・高負荷変動追従性ガスエンジンシステムを開発した。従来の中速ガスエンジン発電システムより発電効率を1割向上、安定運転状態の確保能力である負荷変動への追従を2倍以上に高めた。ガスエンジンの改良で発電・コージェネレーション向け3MW(メガワット)級ガスエンジンとして世界最高レベルの発電効率47・8%(低位発熱量基準)を達成。エンジンへの過給機余剰動力回収システム(THS)、低温廃熱回収システム(VPC)を付加した発電システムとして、発電効率を1割以上高める50・6%を実現した。実環境運転を経て分散型電源用や自家発コージェネ用、災害対応電源などで実用化を目指す。
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