2013年6月6日

淀川製鋼所、グレーチング新製品投入 既設蓋の入れ替え速く

 淀川製鋼所は5日、側溝のコンクリート蓋をグレーチングに入れ替える際、スピーディーで確実な施工ができる新製品「ヨドグレーチングナイスキャッチ」を開発し、本格販売を開始したと発表した。

 道路の側溝にはコンクリート製品が多く使われているが、集中豪雨の増加などにより、側溝の排水能力を向上させるため、既設のコンクリート蓋からグレーチングに入れ替えるケースが増えている。グレーチングに入れ替えた場合、通常の据え置きタイプでは盗難や騒音、跳ね上がりの問題もあった。

 開発した「ヨドグレーチングナイスキャッチ」は、特許出願中の新開発の取付金具により、グレーチング固定用の枠をコンクリート製品に簡単に取り付けることが可能。金具でコンクリート製品に確実に固定するため、盗難や騒音、跳ね上がりを抑制できる。

 側溝や乗り入れ部の溝幅250ミリ以上、最低かさ上げ寸法35ミリ以上が適用範囲。大型グレーチングは応相談で、横断溝には専用コンクリート製品の使用を推奨。今後、官公庁やコンクリート二次製品メーカーへのPRを強化し、拡販を図っていく。本年度の販売目標は5000万円。

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