2013年1月18日
住友電工、次世代超潤滑膜の鋼切削用サーメット材種を発売
住友電気工業は16日、次世代超潤滑膜「ブリリアントコート」で被覆した鋼切削用サーメットの新材種「T1500Z」を2月に発売すると発表した。新コート材によって鉄系金属との反応を大幅低減でき、被削材の溶着を抑えて光沢感の高い、面粗度の安定した美しい仕上げ面を得られる。
サーメットはチタン化合物を主成分とし、鉄との親和性が低いため、鉄系金属の加工面に光沢が得られ、美しい仕上げ面を実現する。希少資源のタングステンの使用量が少ない点でも、近年注目されている。
「T1500Z」の「ブリリアントコート」は非常に優れた潤滑特性を有するほか、耐摩耗性も同社従来品比1・5倍以上に向上、仕上げ加工での工具の長寿命化に貢献する。
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