2012年11月2日
三菱マテリアル、高温用サーミスタ材料を開発 500度まで測定可能
三菱マテリアルは31日、より高温域の温度測定を可能にするサーミスタ材料を開発したと発表した。従来品の測定範囲はマイナス40度から250度程度だったが、500度程度の高温まで測定することが可能になる。トラックのクリーンディーゼルエンジンの性能改善につながるほか、燃料電池などへの応用も期待できる。
サーミスタは、温度変化による電気抵抗を利用した温度測定器の材料。クリーンディーゼルシステムの燃焼制御システムで、循環ガスの温度を測ることなどに用いられている。
このほど開発したサーミスタ材料は、従来のものと比べて抵抗温度計数が小さく、広温度範囲の測定が可能。温度検出位置に幅が広がり、エンジン性能を引き上げられる。自動車以外でも高温用途での販売拡大を狙う。
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