2012年10月19日

新しい層状超伝導物質系を発見、ビスマス・硫黄を主成分 物材機構・産総研など

 首都大学東京、独立行政法人物質・材料研究機構、独立行政法人産業技術総合研究所、電気通信大学の研究チームは18日、ビスマスと硫黄を主成分とした新しい層状超伝導物質系(Bi4O4S3およびLaO1―xFxBiS2)を発見したと発表した。共通の特徴として、ビスマスと硫黄が二次元的に結合し、超伝導状態が発現するBiS2層と、ブロック層が交互に積層した結晶構造を持つ。さらに、比較的高い超伝導転移温度Tc=10・6 ケルビンを観測した。

 層状構造は銅酸化物高温超伝導物質系や鉄系超伝導物質系と非常に類似しており、今後BiS2超伝導層を基本とした新たな物質が開拓され、高温超伝導機構解明の一つの鍵となることが期待される。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
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