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2024.12.20
2012年10月5日
物質・材料研究機構(NIMS)は4日、精密ねじメーカーの降矢技研(本社=山梨県笛吹市)、冷間圧造用鋼線・部品メーカーの大阪精工(本社=東大阪市)とともに、超微細粒組織線材の量産化技術を用いて、高強度精密部品の代表であるM1・7マイクロねじの製造技術を確立したと発表した。
NIMSの材料信頼性評価ユニット(鳥塚史郎グループリーダー)は、1997年から鋼の結晶粒微細化について研究。結晶粒の直径がサブミクロン(1000分の1ミリ以下)単位となる超微細粒鋼の実用化については、強度の大幅な向上に対して延性が低下することや、材料の量産化技術などが課題となっていた。
降矢技研と大阪精工は、ねじメーカー、鋼線メーカーのそれぞれの立場から、NIMSと連携して技術開発を推進している。延性低下の課題を克服し、高強度で成形性も高い材料開発を実現。さらに材料の長尺鋼線材としての量産技術を確立し、超微細(ナノレベル)組織を持ったマイクロねじとして、世界初の実用化に成功した。
NIMSの材料信頼性評価ユニット(鳥塚史郎グループリーダー)は、1997年から鋼の結晶粒微細化について研究。結晶粒の直径がサブミクロン(1000分の1ミリ以下)単位となる超微細粒鋼の実用化については、強度の大幅な向上に対して延性が低下することや、材料の量産化技術などが課題となっていた。
降矢技研と大阪精工は、ねじメーカー、鋼線メーカーのそれぞれの立場から、NIMSと連携して技術開発を推進している。延性低下の課題を克服し、高強度で成形性も高い材料開発を実現。さらに材料の長尺鋼線材としての量産技術を確立し、超微細(ナノレベル)組織を持ったマイクロねじとして、世界初の実用化に成功した。
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