2012年10月2日

東京製綱、小型断線検知機を開発

 東京製綱は、簡易型のワイヤロープ断線検知装置「ハンディーチェッカー」を開発し、1日から販売を開始した。主な用途はクレーン用ロープの点検向けで、従来製品と比較して機能を簡素化し、小型化とコスト低減を実現。

新製品・新技術 ハンディーチェッカーは、制御器と磁化検出器で構成されており、巻き上げたクレーン用ロープを検出器に通す形で、簡単に断線検査が可能。従来製品との比較で磁化検出器は40%、制御器は80%と大幅に軽量化されているため、検出器は手持ちの状態で使用でき、制御器もワイシャツの胸ポケットに収まるサイズで、使い勝手に優れる。

 検出器は装置入口でロープを磁化、装置中央の検出部で断面積の変化をとらえ、断線を検出する仕組み。断線はロープ外側で2本、内側で4本以上から検出でき、LED点灯とブザーで伝える。目視と手探りによる確認と比較した場合では、3倍以上の高速化を実現。ロープ表面に付着した油が目視の妨げになっていたこともあり、検出精度の向上も見込まれる。

 1台で複数のロープ径の測定が可能な点も大きな特長。装置底部の蝶ねじをスライドし、ロープを装置に通すガイド部の口径を調整する構造となっており、細径タイプで10―22・4ミリ径、太径タイプで22・4ミリ―30ミリ径が測定できる。細径タイプに関して、同じ種類のロープ径に対応した従来型のセット価格と比較した場合、約85%の大幅なコスト低減となるなど、価格メリットにつながる。メーカー希望小売価格は約40万円。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
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