2012年9月21日

住友電工、正面フライスカッターで新製品 2種の刃先交換チップに対応

 住友電気工業はこのほど、機械部品の高精度・高能率加工に適した刃先交換式正面フライスカッター「SEC―スミデュアルミルDGC型」を11月1日に発売すると発表した。目的に応じて8コーナー(刃先)、16コーナーの2種の刃先交換チップを使用でき、多種多様な加工に対応する。

新製品・新技術 正面フライスは、工具側を回転させて被削物の表面や溝を削る工具。切れ味に優れ大切り込みに対応する四角形・両面8コーナータイプと、1刃当たりのコストを低減できる八角形・両面16コーナータイプの刃先交換チップを、1つのカッターボディーで装着・使用できる。

 チップに採用した超多層PVD(物理蒸着)コーティング膜「NewスーパーZXコート」と、チップ、カッターボディーそれぞれの高精度化によって、高い刃ぶれ精度と高品質の加工面品位、安定した工具寿命を実現する。チップは鋼から鋳鉄、難削材まで汎用的に使えるよう、7種の材種と5種のブレーカーをそろえる。

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