2012年6月8日

神鋼アルミ線材、高強度6000系合金開発

 神鋼アルミ線材(本社=堺市西区)はこのほど、独自のビレット熱間圧延技術により高強度6000系合金の開発に成功した。

 新合金は、一般的なA6061(調質T6)合金に比べて引っ張り強さが45%増の450ニュートン、耐力が同60%増の400ニュートン、伸びは従来品と同等の10%を達成する。高強度とされてきたA6056合金と比較しても、引っ張り強さ、耐力ともに従来品を上回り、成型性に優れる上、冷間鍛造や切削加工も可能だ。製品直径は1―18ミリまで対応する。

 欧州では、A6056合金のアルミボルトが自動車のエンジン回りに採用されているが、日本国内では強度基準が厳格なため、アルミ素材ではなく鉄が使用されていた。しかし、最近では燃費向上などを目的とした自動車軽量化のニーズが拡大するにつれ、国内でも鉄製品からアルミ合金への転換需要が高まり、同社では高強度合金の開発を進めてきた。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
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