2012年4月26日

不二サッシ、免震式アルミ枠開発 ガラス破損防ぐ

 不二サッシは25日、免震式のアルミサッシ枠を独自開発し、5月に販売すると発表した。サッシ枠は通常、建物の壁に固定されているため、地震が起きると建物とサッシ枠が同じ揺れ方をする。揺れの大きさによってはサッシ枠が変形し、ガラスが割れたり障子が開かなくなるなどの被害が起きることがあった。今回の新商品はガラスの破損を防ぐことができ、地震後も大規模な補修をせずに継続使用できるとしている。

 壁面にレール状のアルミ形材を取り付け、これでサッシ枠を挟む方法を新たに開発した(特許申請中)。レールの両端には変位吸収材も付いている。地震の際、サッシ枠はレールの上をスライドする格好になるため、揺れを小さく抑えることができ、ガラスなどへの負荷も軽減できる。従来のアルミサッシと意匠は変わらないため、景観も損なう心配もない。同社では実証実験も行ったが、日本建築学会が定める最大の揺れ(層間変位角100分の1ラジアン)でも免震式サッシ枠のガラスは破損しなかったという。

 新築・リフォームの両方に対応可能。また戸建てとビル(学校や病院を含む)のどちらにも設置できる。

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社