2012年4月13日

田中貴金属、活性金属ろう材を開発 接合コスト半減を実現

 TANAKAホールディングスは12日、グループの田中貴金属工業がこれまでの活性金属ろう材と比較して2分の1の材料コストでセラミックスに直接接合できる、銀―銅―チタン系合金に錫を添加した「TKC―61」を開発したと発表した。

 従来の活性金属ろう材は板厚100マイクロメートル以下での供給が困難であったが、「TKC―61」は板厚50マイクロメートルの箔状や、直径200マイクロメートルの細線として供給することが可能。加えて、銀の含有量を約6%抑制したため材料コストを半減することができた。

 ハイブリッド車やインバータに搭載されるパワー半導体用ヒートシンクをはじめとした電子部品や装飾品、歯科材などセラミックスへの接合が必要な製品ではメタライズ法と呼ばれるろう付方法が多用されていた。「TKC―61」はこの代替としてランニングコストを増やさずに、メタライズ法の欠点である生産スピードを大幅に向上することができる。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
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