2011年8月23日

山本貴金属地金、歯科用金合金を開発 熱変形に耐性

 山本貴金属地金(本社=大阪市天王寺区)はこのほど、白金などを加えた歯科鋳造用金合金「ネクシオキャスト(NEXIO―CAST)」を開発した。熱変形に強く、高精度が求められるインプラント上部構造に適した材料として発売している。

 合金成分は金73%、白金7%、銀10・2%、銅8・7%、その他(亜鉛、イリジウム)1・1%。液相点は975度で、銅含有量を抑えることにより熱膨張の変位率を抑え、複雑・精密な臨床作業を長く行うことができる。現在、特許を出願中。

 この金合金は鋳造接合の界面の結晶粒が均一にできるため、強い接合特性を持ち、インプラント(シリンダー型アバットメント)との鋳接に適している。1枚10グラムのチップとして販売。患者に安心を与えるためにも、成分証明書のカードも同封している。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
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