2011年8月5日

JFEエンジ、太陽光発電 タワー集光型を開発

 JFEエンジニアリング(岸本純幸社長)は4日、タワー集光型太陽光発電(タワーCPV)技術の開発に成功したと発表した。

 タワーCPVは、ヘリオスタットを用いて、太陽光を高さ20メートルのタワー上部に設置したレシーバー(二次集光機能付き多接合型太陽電池セル=レアメタル使用、第3世代タイプ)に集光し、直接発電する。30基のヘリオスタットで行った実証試験では集光倍率700倍、太陽電池モジュール1基で、最大26%の発電端効率を実現した。従来型の太陽光発電システムと比べ、発電端効率は2倍以上となり、セルの単位面積当たりでは約1400倍の発電量を得ることが可能。

 今回は「高倍率集光技術」として、ヘリオスタット(一次集光)とレンズ構造のレシーバー(二次集光)の最適配置によって、高集光倍率を確立。また、「レシーバーの水冷式冷却技術」では、レシーバーに集光した場合、太陽電池セルの温度が高温になるため、耐熱温度以下に抑える必要があるが、製鉄で培った高炉炉体冷却技術を応用して独自の技術を確立。使用した冷却水は温水として熱回収することができ、冷却水を循環使用するため、水の少ない地域でも設置が可能になる。

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社