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2024.12.20
2011年4月12日
三協マテリアルは11日、小型鍛造品に適したマグネシウム合金小径ビレットの製造技術を、世界で初めて開発したと発表した。現在は鋳塊(ビレット)を塑性加工して、小型鍛造向けの棒を造っているが、今回同社が発表した新製法を用いれば、鍛造に直接供給できる小径ビレットを連続鋳造することが可能になる。従来の塑性加工による製造方法では、生産性やコスト面に課題があり、市場を拡大する上での障壁となっていた。
今回同社が確立した「断熱鋳型連続鋳造法」は、鋳型の下から出す冷却水で溶湯を急冷凝固させることでビレットを形成する。鋳型を断熱構造にし、鋳型内での凝固を極力抑えた溶湯を急冷することで、これまでより微細で均一な凝固組織が得られるという。微細・均一な結晶組織は鍛造加工の際の割れを抑制し、成形性を向上させる効果がある。ビレット径は50―100ミリを想定する。
これまでは径150―300ミリのビレットを押出機にかけて、より小さな押出棒にし、それを小型鍛造に用いていた。三協マテリアルは塑性加工を伴わない鋳造方法で、従来よりコストを下げ、同時に鍛造加工性を向上させる鋳造材の実用化技術の開発に2007年度から取り組んできた。
今回同社が確立した「断熱鋳型連続鋳造法」は、鋳型の下から出す冷却水で溶湯を急冷凝固させることでビレットを形成する。鋳型を断熱構造にし、鋳型内での凝固を極力抑えた溶湯を急冷することで、これまでより微細で均一な凝固組織が得られるという。微細・均一な結晶組織は鍛造加工の際の割れを抑制し、成形性を向上させる効果がある。ビレット径は50―100ミリを想定する。
これまでは径150―300ミリのビレットを押出機にかけて、より小さな押出棒にし、それを小型鍛造に用いていた。三協マテリアルは塑性加工を伴わない鋳造方法で、従来よりコストを下げ、同時に鍛造加工性を向上させる鋳造材の実用化技術の開発に2007年度から取り組んできた。
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