2010年7月23日

NSSC、世界初のステン鋼種を開発 錫を添加、Cr低減 Ni不使用

新製品・新技術 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は22日、錫(Sn)を添加した世界初の高純度フェライト系ステンレス「NSSCFW1」(フォワードワン)を開発、シリーズ商品化したと発表した。ステンレスの基本元素であるクロムを低減し、加工性と耐食性を同時に向上させた。一般的なステンレスであるSUS304、SUS430と並ぶ第3の汎用的な代表鋼種候補として、世界拡販したい考え。

 特長は錫をステンレスに添加した点。これまで錫は鉄鋼製品の表面処理用のめっきとして利用されてきたが、鉄組織の中に溶かし込む技術は難しく「逆転の発想だった」(外山和男副社長)と語る。錫を微量加えることで、クロム含有比率を抑えることに成功。加工性、耐食性が飛躍的に向上した。ニッケルおよびモリブデンフリーのステンレスとしての価値が一層高まった。

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九州現地印刷を開始

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 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
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