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2024.10.30
2010年7月6日
新東工業(本社=名古屋市中村区)は、ショットピーニング用で最も幅広く使用される直径0・3ミリ以上の投射材で、世界最高レベルの硬度HV930を達成した高硬度カットワイヤ投射材(特許4386152)を開発、販売を開始するとともに、受託加工体制を整えた。
従来ショットピーニング用の高硬度投射材は、直径0・2ミリ以下の小粒径投射材で硬度HV900程度のものはあったが、0・3ミリ以上のサイズでは存在しなかった。今回同社が開発した高硬度投射材は、従来に比べ30%程度強度をアップ、世界最高レベルに該当する、としている。
ショットピーニングは、各種ギアやばね、金型などの疲労強度向上を目的として行う加工だが、この材料を使用すると投射材硬度が高いために、投射速度を落とすことが可能で、使用する電力の80%削減が可能となり、トータルでのランニングコストやCO2発生量の低減に貢献できる。また小型化、軽量化に対応するための金属材料、熱処理の改善により、硬度化が進んでいる自動車用トランスミッションギア、CVT部品などへのショットピーニングでは、従来以上に高硬度の投射材が必要となるが、この領域でも対象部品等の表面硬度をHV1000以上、1800MPa以上の世界最高レベルの圧縮残留応力を得ることが可能だ。なお直径サイズは0・3ミリ、0・6ミリ、1・0ミリの3種類がある。
従来ショットピーニング用の高硬度投射材は、直径0・2ミリ以下の小粒径投射材で硬度HV900程度のものはあったが、0・3ミリ以上のサイズでは存在しなかった。今回同社が開発した高硬度投射材は、従来に比べ30%程度強度をアップ、世界最高レベルに該当する、としている。
ショットピーニングは、各種ギアやばね、金型などの疲労強度向上を目的として行う加工だが、この材料を使用すると投射材硬度が高いために、投射速度を落とすことが可能で、使用する電力の80%削減が可能となり、トータルでのランニングコストやCO2発生量の低減に貢献できる。また小型化、軽量化に対応するための金属材料、熱処理の改善により、硬度化が進んでいる自動車用トランスミッションギア、CVT部品などへのショットピーニングでは、従来以上に高硬度の投射材が必要となるが、この領域でも対象部品等の表面硬度をHV1000以上、1800MPa以上の世界最高レベルの圧縮残留応力を得ることが可能だ。なお直径サイズは0・3ミリ、0・6ミリ、1・0ミリの3種類がある。
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