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2024.10.30
2010年6月21日
JFEシビル(木原和弥社長)は18日、弾性波の減衰率を用いたコンクリート構造物内部の可視化手法を開発したと発表した。高周波・減衰率を用いることで、これまで実現困難だった内部亀裂の発見、クラック深さの評価を可能にした。
これまでコンクリート構造物の内部を診断するためには、ハンマーなどで打撃を加えたり、超音波振動子によりパルス波を発生させたり、電磁波(レーダー)を利用し、反射波や透過波を計測するという手法がとられてきた。ただ、いずれの手法も再現性が低く、同一レベルで診断を継続するのが難しいことや、解析に熟練が必要なこと、計測距離がコンクリートの表面から数10センチ程度までであることなど、実用的ではなかった。
同社はコンクリート内部に空洞や亀裂があると、音波がエネルギーを失い減衰することに着目し、内部空洞の大きさや位置、表面亀裂の深さなどを音波の減衰率を用いて可視化した。この音波はコンクリート内部の鉄筋の影響を受けず、数センチから数10センチの内部亀裂や空洞などの欠陥を検知する。また、再現性が高く、熟練が不要なほか、振動などのノイズの影響を受けにくいため、供用中の高速道路の橋脚などの点検にも使用できる。
これまでコンクリート構造物の内部を診断するためには、ハンマーなどで打撃を加えたり、超音波振動子によりパルス波を発生させたり、電磁波(レーダー)を利用し、反射波や透過波を計測するという手法がとられてきた。ただ、いずれの手法も再現性が低く、同一レベルで診断を継続するのが難しいことや、解析に熟練が必要なこと、計測距離がコンクリートの表面から数10センチ程度までであることなど、実用的ではなかった。
同社はコンクリート内部に空洞や亀裂があると、音波がエネルギーを失い減衰することに着目し、内部空洞の大きさや位置、表面亀裂の深さなどを音波の減衰率を用いて可視化した。この音波はコンクリート内部の鉄筋の影響を受けず、数センチから数10センチの内部亀裂や空洞などの欠陥を検知する。また、再現性が高く、熟練が不要なほか、振動などのノイズの影響を受けにくいため、供用中の高速道路の橋脚などの点検にも使用できる。
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