2010年5月28日
川崎鋼管・JFEメカ、天井クレーンの自動玉外し装置を開発
JFEグループの小径電縫鋼管メーカー、川崎鋼管(本社=神奈川県伊勢原市)はこのほど、JFEメカニカル(本社=東京都台東区、小畠達雄社長)と共同で、リモコンによる天井クレーンの自動玉外し装置を開発した。従来のクレーン改造型に比べて、小型化・軽量化・コストダウン化を実現したもの。
自動玉外し装置は、天井クレーンのフック本体に掛けるだけで、鋼管の運搬における高所や滑りやすい危険個所でのスリング外し作業をクレーン運転士が遠隔操作でできるようにする装置。
今回、共同開発した天井クレーン自動玉外し装置の特長は、人力によるワイヤ外し作業を回避でき、安全に作業できるほか、人的作業が大幅に減るため、合理化に貢献。仮に故障した場合でも、取り外すだけで従来の作業が可能になる。
作動は充電式モーターで、1回の充電で1日12時間使って約1週間使用できる。シングルフック、ダブルフックともに利用できる。また、現地工事が不要であるほか、小型軽量(60キログラム)で揚荷重が大幅に減少しないなどのメリットがある。
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