2023年10月16日

東京製鉄 店売り11契 鋼材販価全品種据え置き 4カ月連続

 東京製鉄は16日、2023年11月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは4カ月連続。会見した小松﨑裕司取締役常務執行役員営業本部長は、「品種や地域で差はあるが、H形鋼や一部の鋼板品種などで底入れ感が出ており、輸入材の商談でも値上げする動きが見られる。マーケット全体の底上げ時期は年内をめどに見えてくると思われる」と分析した上で、同社が11月から陸上運賃体系を改定することを踏まえて、「当社は陸上運賃体系を見直し、また諸コスト上昇も予想され、採算確保の機会を探っているものの、値上げするタイミングには至っておらず、11月契約分は全品種据え置きとし、国内外の状況を見極める」とコメントした。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社