2016年5月17日

普通鋼受注、4年ぶり7000万トン割れ

 日本鉄鋼連盟が16日発表した用途別受注統計によると、2015年度の普通鋼鋼材受注は前年比2・0%減の6878万2000トンとなり、2年連続で減少し、4年ぶりに7000万トンを下回った。内需が4・6%減の4246万1000トン、輸出は2・6%増の2632万1000トンだった。内需については、消費増税や環境規制の駆け込み需要の反動減が長引き、原料・スクラップ価格安や鋼材需給の緩和を背景とした先安観による買い控えなどもあって、回復が年度末まで遅れた。3月単月の受注は前年同月比5・2%増の617万2000トンで2カ月連続増。内需が20カ月ぶりに増加に転じ、輸出も3カ月連続増となった。

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