鉄スクラップ 米相場、5カ月半ぶり反発

　米国鉄スクラップ相場が約5カ月半ぶりに反発した。商社・流通などによると、海外市況の指標となる米国コンポジット（ピッツバーグ・シカゴ・フィラデルフィアの東部3地区平均）価格は、11月第5週時点で前週比5ドル高の148・50米ドル（ＨＭＳ・No.1、約1万8400円）。6月3週以来の反発となり、トルコ向け輸出価格の上昇に加えて「集荷難など季節的要因も影響している」（流通筋）というものの、すでにトルコからの鉄スクラップ輸入オファーが引き下げられるなど、「先行きの海外マーケットは不透明」（同）と見る向きもある。