2025年3月25日

銅スクラップ発生停滞 節目「150万円」、期待空振り

関東地区で銅系スクラップの発生環境の改善が進まない。スクラップ価格の指標となる銅建値は13日にトン150万円を付け、約4カ月ぶりの高値を回復。18日には151万円に続伸したが、原料問屋への売り込みは低調な状況が変わらない。市中では建値150万円台の回復が荷動き活性化の一つの目安とされていたが、「あくまで心理的な節目だっただけで、問い合わせすら想定以上に増えていない」(関東の直納問屋幹部)との声が聞かれるなど、問屋関係者の期待は空振りに終わったようだ。





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