2024年12月23日

山崎金属産業、国内外で省人化推進 設投1億円

 大手非鉄製品流通の山崎金属産業(本社=東京都千代田区、山崎洋一郎社長)は今期(2025年3月期)、国内外の子会社に計約1億円の設備投資を行う。山崎金属産業の小松事業所(石川県小松市)に自働化設備を導入するほか、中国の中山山金にも省人化と検査精度の向上に寄与する外観検査装置を導入し省人化を図る。アルミダイカスト金型製造のシンセイ(神奈川県小田原市)には金型修理事業の強化を目的に、レーザー溶接機などを新たに入れる。





 山崎金属産業の小松事業所に5000万円を投じる。生産効率化と固定費削減を目的に、部品製造用自動機と既存設備にロボットアームを11月に導入。防衛関連のアルミ鍛造品とアルミ押出形材を加工する。併せて、アルミスラブの製造サイズ拡充と生産効率化を図るべく長尺加工機も設置する。

 小松事業所では、同事業所が設計・製造・販売を手掛けるパネル洗浄機にも注力している。専任の営業担当者を置き、国内の展示会に出展している。今後は従来の植物工場向けに加え、工業向けなど用途拡大も図る。

 シンセイは金型修理事業強化を目的に、計2500万円を投じてレーザー溶接機と超音波洗浄機を今下期に導入する。金型修理事業は、売上比率を今上期の3%から来期には50%に引き上げる方針。利益率も来期中に金型修理事業で20―30%、金型製作で5%程度確保したい考えだ。  アルミパイプの加工などを手掛ける中山山金は92万5000元(約2000万円)を投じ、外観検査装置を11月に導入した。省人化と検査精度の向上を図る。

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