2024年9月5日

関東地区 銅スクラップ需給逼迫

関東地区で、銅スクラップの需給のタイト感が強まっている。5月下旬からの銅相場の急落で新たな発生が減少しているためだ。国内伸銅メーカーは長期契約に基づいた数量しか購入していない一方、集荷目標に達していない直納問屋を中心にメーカー売値に迫る高値買いや、在庫の切り崩しで対応する向きが目立つ。間もなく10―12月期の長期契約交渉が本格化するが、問屋関係者からは「1号銅線や黄銅セパなど品種によっては契約量を減らすか、長契を組まない可能性もある。もうからない商売は続けられない」(関東の直納問屋幹部)との声も出ている。





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